顎関節は噛みあわせが原因？
こんにちは。 神戸市北区にある歯医者、ひよどり台歯科クリニックです。
顎を動かすとゴリゴリと音がする。なんだか顎が引っかかる感じがする。こんな経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか。
このような顎の違和感や以上は歯科医療の世界では顎関節症と呼ばれていて、非常に重要な疾患として位置付けられています。
顎関節症についての様々な見解がインターネットに散見していますが、実はこの疾患は慎重に考えなければ誤った結論を導く非常に難しい病気なのです。今回は顎関節症と噛み合わせの関係についてご紹介したいと思います。
顎関節症はいわゆる顎の関節周囲の筋肉や組織の炎症を主体にした疾患で、顎を動かすときに痛みが出てきたり、顎が動かなくなってしまう病気です。
このためよく顎と噛み合わせの問題が指摘されていますが、実はここは慎重に評価を下さなくてはなりません。実際に噛み合わせが悪い方は片方の顎に負担がかかってしまい、中には関節に異常が出てきてしまう方もいるかもしれません。
しかし、大半の方は多少噛み合わせが悪くてもほとんど問題なく機能をしている事がほとんどで、顎関節症の患者さんの中には噛み合わせに大きな問題がみられない人が数多くいらっしゃいます。
顎関節症になると食生活にも支障をきたすので、慎重に治療に望む必要があります。若い女性に多い疾患なので一度歯科医院で治療を受け、マウスピースの作成などを通じて顎を休ませるように工夫すると良いでしょう。
顎関節症でお困りの時は必ず歯科医師に相談するように心がけてください。