夜寝る時は入れ歯を外さないといけないの?

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夜寝る時は入れ歯を外さないといけないの?

 失った歯を補う方法としては、主にブリッジと入れ歯とインプラントの3つが挙げられます。
ブリッジと入れ歯は保険で製作することができますし、治療期間も比較的少なく済みます。ただ、この2つには「可撤式」と「固定式」という大きな違いがあります。取り外し可能である「可撤式」の入れ歯は、その特性上、いくつか注意しなければならないことがあります。例えば、夜眠る前には入れ歯を外さなければならないという点ですね。

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▼入れ歯は汚れがたまりやすい?

ブリッジのような固定式の補綴物と比較すると、入れ歯はどうしても汚れがたまりやすい傾向にあるといえます。なぜなら、装置自体が大型であるだけでなく、入れ歯と口腔粘膜とに隙間などが存在しているからです。そのため、入れ歯を外さずに生活していると、入れ歯がどんどん汚れていって、細菌繁殖の温床となるのです。これが夜間に入れ歯を外さなければならない理由の一つです。

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▼歯や顎への負担を減らす

入れ歯をお口の中に固定するには、いろいろな組織の力を借りなければなりません。それは支台歯となる残存歯や欠損部の歯茎、お口の天井部分を構成している口蓋などです。これらの支えがあって初めて、入れ歯はお口の中で安定させることができます。また、口腔運動の起点となっている顎にも多大な負担がかかっていることも忘れてはいけません。そうした周囲の組織を休ませてあげるという意味でも、夜間に入れ歯を外すことは重要といえます。

 

▼夜間も入れ歯を装着したままの方が良いことも

あくまで例外ではありますが、夜眠っている時も入れ歯の装着を歯医者さんから支持されるケースがあります。それは入れ歯を外すことによって、残存歯が口腔内を傷つけたり、顎関節症の症状が悪化したりする場合が該当します。それ以外では、基本的に入れ歯を外して洗浄し、変形しないように水中で保管することが大切です。

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▼まとめ

このように、夜眠る前にはいくつかの理由で入れ歯を外す必要があります。そのため、入れ歯を何日も着けたままの状態にすると、さまざまなトラブルが生じることがありますので要注意です。