■入れ歯の入れ方、外し方とは？
初めて入れ歯を作った方は、入れ歯の入れ方や外し方に慣れるまでに時間がかかることかと思います。入れ歯の取り扱い方というのは、意外にコツなども必要にあるため、苦労されている方も少なくないことでしょう。そこで今回は、入れ歯の入れ方と外し方について詳しく解説します。
▼部分入れ歯の入れ方・外し方
【入れ方】
部分入れ歯には、人工歯と義歯床に加え、クラスプと呼ばれる留め具が設置されています。このクラスプを起点にして着脱するのが部分入れ歯の基本となります。まず、部分入れ歯の入れ方についてですが、クラスプを指でつまんで口腔内に挿入します。クラスプを支台歯へとひっかけ、ゆっくりと圧力をかけながら指で押さえつけます。入れ歯がしっかりと収まったのを確認したら、静かにかみ合わせてください。
【外し方】
部分入れ歯を取り外す際にも、まずはクラスプに手をかけます。人差し指や親指の爪をひっかけて、ゆっくりと取り外してください。取り外す際は、両手を使ってください。
▼総入れ歯の入れ方・外し方
【入れ方】
総入れ歯は、上の入れ歯と下の入れ歯とで形態が大きく異なります。上の入れ歯は、前歯の部分を指で把持した状態で、お口の中に挿入します。お口の中では義歯床の部分を指で押さえて、ゆっくりと上方へと押し付けてください。下の入れ歯も同じように前歯の部分を指で把持した状態でお口の中に挿入しますが、上顎のように中央部に床が存在していませんので、少し工夫が必要となります。U字型をした入れ歯の一方の端を指でつまんで、ゆっくりとお口の中に収めます。次に、両手の人差し指を使って入れ歯を奥歯に押し当てて、入れ歯が収まったのを確認したら、静かにかみ合わせてください。
【外し方】
入れ歯の前歯の部分を指でつまみ、奥歯の方を浮かせるような形で力を加えてください。コツをつかめば、簡単に取り外せるようになります。
▼まとめ
このように、入れ歯の入れ方・外し方は、部分入れ歯と総入れ歯とで異なりますので、上述したポイントを参考にして練習してみてください。当院までお越しいただければ、歯医者や衛生士がわかりやすくご説明いたします。