歯は治療することでは治りません
歯は削ると二度と元にはもどりません。
歯が悪くなってから来院されても、悪くなった部 分を削り落として人工の物で補うしかないのです。
ですので「歯は治療すれば治る」というイメージがありますが、それは違います。
歯は一度治療を受けると図のように緩慢に抜歯への道を歩むことになるのです。
乳歯のむし歯を放っておくと、永久歯にまで影響します。
乳歯は抜けてしまうから、永久歯には関係ないと思っているお母さん。乳歯が虫歯になると…歯並びが悪くなります!!
乳歯の虫歯の影響で、次に生える永久歯まで虫歯になりやすくなります。
虫歯の乳歯の下に永久歯があると・・・
虫歯と歯周病は感染症です
生まれたばかりの赤ちゃんの口腔内は無菌状態です。
上記のようなスキンシップでむし歯菌に感染します。
このような行為であなたの大切なご家族も、虫歯や歯周病が感染するリスクがあります。
スキンシップは大切ですが、「虫歯と歯周病は細菌による感染症である」という認識を持って下さい。
定期的なメンテナンスで常に清潔なお口の状態を保つようにするのが感染防止の近道です。
むし歯の原因
缶コーラ1本に含まれる砂糖の量は、角砂糖約10個分です!
缶コーラを一日1本飲むと、一ヶ月で1.2kgの砂糖を摂取することになります。
おやつにも虫歯になりにくいもの、なりやすいものがあります
※短時間で食べ終わるおやつにしましょう。アメ・ガム・ハイチュウ・グミは控え、ジュースはなるべく飲まないようにしましょう!
糖分が多く含まれているお菓子や飲み物の摂取回数が多いほど、虫歯になりやすくなります
虫歯は何によってできるの?ダラダラ食べると・・・
虫歯は、お口のばい菌がお菓子や飲み物に含まれる糖分から作り出す「酸」によってできるのです。「酸」が歯を崩壊させていくのです!
未来に歯を残す当院の取り組み
初期虫歯は削らずにフッ素塗布による再石灰化を目指します
歯には自然治癒能力はありませんが、脱灰と呼ばれるごく初期の虫歯では、正しい管理(フッ化物の応用等)により再石灰化とよばれる修復が起こります。
3ケ月に1回 の定期健診よりフッ素やミネラル分の補給を促すことで、写真のような健康な歯を取り戻すことができます。
当院では可能な限り、削らずに再石灰化を見守っていきます。
●虫歯や、歯ぐきの病気になりやすい
歯が重なっていたり、かみ合わない歯があると、食べ物のカスがたまりやすい上、歯磨きがしにくく虫歯や歯ぐきの病気にかかりやすくなります。
●正しくはっきりした発音がしづらい
極度の出っ歯、上下の歯が噛み合わない、受け口等の場合、電話での会話や外国語を話すときの発音ができず相手に意味が通じないことがあります。
●顎(あご)の成長を妨げる
歯並びが悪いと、顎(あご)の成長にも影響し、上下の顎(あご)のバランスが悪くなったり、顔が左右対称で泣くなたりします。
●心理的な影響を与える
歯並びの悪さを気にして、人前で話すのが苦手になったり、容姿を気にして友達付き合いが消極的になってしまう傾向があります。
悪い歯並びの種類
お子様の歯並びでお悩みの方、一度ご相談ください
叢生(そうせい)
八重歯(やえば)や乱杭歯(らんぐいば)のことです。こういう歯並びの方は、歯磨きがしづらい為、虫歯や歯周病になりやすいです。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
出っ歯のことです。上の前歯が飛び出ているために、口が閉じにくく、そのため 歯ぐきが乾いて歯周病にもなりかねません。子どもの頃からの、早めの治療をお勧めします。
下顎前突(かがくぜんとつ)
受け口のことです。軽度の場合は、抜歯をせずに簡単に治療する方法もありますが、 大人になってからでは、手術によって治療する場合もあります。
開咬(かいこう)
奥歯で咬んでも前歯は噛んでおらず、上手く噛めない、また口が閉じにくい状態を開咬(かいこう)といいます。ラーメンやうどんを食べても、前歯で麺が噛み切れません。
舌癖(舌を噛んだり食物を飲み込む時に舌がでる)や指しゃぶりなどの癖が原因です。
お子様の歯の健康と歯並びを維持するためには、3か月ごとの検査とクリーニングが必要です
幼稚園や学校の集団検診で、すべての虫歯が発見できるわけではありません。以前に全く「虫歯なし」と診断された子どもでも、虫歯になっているという場合もあります。
また、成長に応じて健全な歯列が育っているか、歯並びのチェックも大変重要です。
定期的なフッ素塗布の効果
定期健診ごとにフッ素塗布をして、虫歯に強い歯にしましょう!
高濃度フッ素を塗ることで歯を強くし、虫歯菌の動きを抑えます
フッ素の効果 〜フッ素塗布で虫歯予防!〜
ご自宅でも、毎日フッ素ジェルを塗ったり、フッ素配合の歯磨き粉を使ってください
お子様の歯の健康維持には専門家の提案が必要です。
定期健診には、他にもこんなメリットがあります!
治療以外で歯医者に通うことで、歯医者に慣れ、歯への意識が高くなります
保護者の方には、お子様への正しい歯磨きの仕方をお教えいたします
お子様に合った歯ブラシの選び方、歯磨きのしかたをご提案します
担当の歯科衛生士が、お子様の歯の状態に合わせて、どのような歯ブラシがピッタリなのかをお教えします。
お子様ご本人に、また小さいお子様の場合は保護者の方に、正しい歯磨きのしかたをお伝えいたします。
治療が終わった後も定期健診で予防していきます
虫歯が治っても、そのまま放っておいてしまっては、再発の危険性があります。
磨ききれていない歯の汚れを定期的に落としたり、歯を強くするフッ素を塗布することで、健康な状態を維持し続けましょう。
ひよどり台歯科クリニックでは、歯の治療以外に生活習慣を含めたご提案で、お子様の健康をサポートさせていただきます